カレンダーも最後の一枚となり、街が慌ただしく新年を迎える準備に包まれる季節になりました。

大切なペットを亡くされた飼い主様にとって、年末は少しだけ切ない時期かもしれません。「年が明けると、あの子がいた年が、またひとつ遠ざかってしまう」……。そんな風に、置いていかれるような、取り残されたような気持ちになるのは、それだけあなたが深い愛情であの子を想っている証です。

今回は、一年の終わりに、あの子との絆をあたたかく結び直すための「心の整え方」をご紹介します。


「置いていかれる」のではなく「一緒に進む」

「年を越すのが寂しい」と感じる時は、視点を少しだけ変えてみませんか。 時間は過ぎていきますが、あの子と過ごした日々や、あの子があなたにくれた温もりは、過去の中に消えていくものではありません。

新しい年へ向かうのは、あなた一人ではありません。あの子との思い出を心の宝箱に大切にしまって、「一緒に新しい年を跨ぐ」のだと考えてみてください。暦は変わっても、あの子とあなたの繋がりは、決して途切れることはありません。


「心の整理」としてのお手紙

大掃除で家を整えるように、心の中も少しだけ整理してあげましょう。おすすめなのは、あの子へ宛てた「今年一年の手紙」を書くことです。

  • 「今年はこんなことがあったよ」という報告
  • 「一人で頑張ったよ」という自分への言葉
  • 「出会ってくれてありがとう」という変わらぬ感謝

今の素直な気持ちを紙に書き出し、祭壇に供えたり、お焚き上げに出したりすることで、胸の内に溜まった悲しみや緊張がふっと和らぐことがあります。


一年の終わりに「最高のありがとう」を

大晦日の夜、もし余裕があれば、あの子が好きだったおやつや、特別なお供え物を用意して、静かに手を合わせてみてください。

「悲しい一年だった」と締めくくるのではなく、「悲しいけれど、あの子を想い続けられた一年だった」。そう自分を認めてあげてください。 あなたの「ありがとう」という言葉は、空の上のあの子にとって、何よりの贈り物になります。


自分の心に無理をさせないで

もし、世間の「おめでとう」という空気が辛いときは、無理に合わせる必要はありません。テレビを消して、好きな音楽を聴き、あの子の写真と語り合う。そんな静かな年越しであっても、それは立派な供養の形です。


結びに:また新しい一年も、そばに。

新しい一年が始まっても、あの子は変わらずあなたの心の中にいます。 一年の終わりに、まずは今日まで歩んできたご自身を、優しく労ってあげてくださいね。

皆様と、空の上の大切な家族が、穏やかな心で新しい朝を迎えられるよう願っております。